一月万冊応援blog

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破壊された社会と心 前編〜時代の節目にどう生き延びれば良いか〜

こんにちは。Roof SAです。

今回は一月万冊で9/19に配信された動画を紹介します。

清水さんが作家の本間龍さん、東大教授の安冨歩さんと、With コロナ時代の生き方についてお話しされています。

本間さんは、一月万冊の動画に出始めた当初、政治や経済の事を40〜50分話し続ける動画がウケるとはとても思えなかったそうです。

しかし、実際に出続けていると、動画によって知名度が上がりSNSのフォロワーが増えたり著書がそれまで以上に売れるという現象が起きました。

大学の講義などの多くは、笑いもなしにひたすら一人で喋り続ける形式のため、喋る方も聞く方も疲れます。

それに対し、一月万冊は複数人による対談形式で冗談を交えながら明るく楽しくやっているため、お皿洗いしながら聴けると、本間さんが知り合いから言われたそうです。

ながら聴きしている途中に二人が笑っていると、「なぜ笑ったか?」を巻き戻し、改めて聴き耳立てて聴くようにしたり、本間さんが飼われているセキセイインコのチーちゃんがいつ飛んで来るか楽しみに聴いている人もいるところが、政治や経済などの堅苦しい話題の動画配信に新たな風を吹き込んでいます。

また、清水さんら実際に話している方は話が逸れているように思わなくても、聞く側が付いていけず話が逸れたと感じる事も多くあるかと思います。

そこを清水さんが話を戻したり、丁寧に接続作業をしてくれるため、安心して観たり聴いたりする事が出来るというところも魅力の一つです。

ゲストが同じでありながら違う話題を話す一月万冊は、各ゲストとの定番ギャグを共有出来ているため、主役の清水さん側がやりやすいようです。

また、安冨さんは電話による出演がメインとなっていますが、それによって本が増刷されたり復刊されたり、絶版となった「複雑さを生きる」を一月万冊が復刊させて十倍以上の価格で大ヒットしているなど、多くの反響がありました。

セキセイインコが飛んで来ると再生数が伸びて知名度が上がり、SNSのフォロワーが増えたり、長電話しているだけで一定の収入になったり、自身の書いた本が増刷されたり復刊されたり、with コロナならではの新たなパターンでのビジネスが成立しています。

これまでは会社という枠組みが安定している事が前提で、その枠組みに適応していく事で出世し、給料が上がっていきました。

そしてその枠組みを信用して、銀行は住宅ローンを貸し、借りた側はその枠組みから出られないという仕組みになっているのが現代社会です。

その枠組みを更に強化しようとしているのが安倍政権や菅政権なわけですが、枠組み自体がコロナという外圧によって壊れようとしています。

その中で生き残るためには、時代に合わせて枠組みを変えている組織に身を置くか、自身の所属している枠組みを変化に適応出来るようにしなくてはなりません。

そして変化に適応したければ、これまで日本人が大好きだったテレビの視聴を止める、親や先生の言いなりになるのを止める、学校や職場やインターネットで話したことのない人と話してみるなど、今までの常識を疑い、新たな人間関係を築く必要があります。

そのためにはまず、今訪れているピンチをピンチとしっかり認識するところから始まります。

ピンチをいかにピンチと認識するか?については後半のブログでご紹介します。