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五輪選手の不倫報道過熱 批判されるべきはタレント会社、広告代理店、スポンサー!

こんにちは。Roof SAです。

今回は一月万冊で10/2に配信された動画を紹介します。

清水さんが作家の本間龍さんと、過熱する瀬戸大也さん不倫報道の異常さについてお話しされています。

オリンピック金メダル候補である、瀬戸大也さんの不倫が明るみとなってから早1ヶ月が経とうとしていますが、その間に競泳日本代表主将辞退、JOCのシンボルアスリート辞退、年内活動休止発表、2020年下半期スポーツ振興基金助成金推薦停止、スポンサーとの契約解除など様々な動きがありました。

かなり早い段階の10/2にはANA、シンボルアスリートのHPから瀬戸大也さんは削除されており、それに対する説明文は特に明記されていません。

ただ、ANAのHPに当時のキャッシュが残っており、そこには「瀬戸大也選手は世界水泳など様々な大会で着実に結果を残しながら、さらなる高みへ向けてひたむきに絶え間ない努力を続けています。ANAはどんな逆境でも常に前向きに考え、ポジティブな発想、姿勢で世界の頂点を目指す瀬戸大也選手を全面的にバックアップしていきます」とありました。

全面的にバックアップするのはまさに今なのでは?と思ってしまいます。

今回の件で、ANAが口先だけの企業である事がよく分かりましたね。

確かに瀬戸大也さんも、自社のブランドイメージを過度に気にする大企業がスポンサーに付くことの重大さを自覚する必要があったとは思います。

大企業が瀬戸大也さんへ支払った契約金の一部返金を求められたり、下手すれば自社のブランドイメージを損ねたという理由で、高い弁護士を雇い賠償請求される事もあると本間さんは言います。

それでも、前日までのヒーロー扱いが一転、手のひら返しに遭い、瀬戸大也さんの所属先であるタレント会社のジエブが矢面に立って批判されないのはどこか違和感を感じます。

報道のされ方を見ても、週刊誌が嗅ぎ回っている事は事前に瀬戸さんやジエブ社員の耳にも入っていたことでしょう。

であるならば、ジエブは所属タレントを管理するという役割を果たしていません。

それなのに、テレビなどであまり報道されないのは、ジエブが電通の子会社である事と、東京オリンピックのイメージダウンに繋がる事が理由なのでしょうか。

ジエブにとって所属タレントは演者であり、商品です。

その商品の管理という役割を果たせていなかったジエブの責任をもっと追及するべきではないでしょうか。

タレント会社の役割は、タレントを磨いて商品価値を上げる事です。

そのために恋愛させないなど、非人道的な事もするでしょうが、それも彼らの仕事の一部です。

しかし、それによって利益を上げておいて、リスクだけは個人負担など、どう考えても不条理です。

瀬戸大也さん自身、26歳でスターダムにのし上がり、舞い上がってしまったという部分はあると思います。

しかし、舞い上がった青年を回りの大人達がフォローすべきではないでしょうか。

少なくとも、賭博をした、審判を買収した、他国の選手を脅迫していたなど本業に関わるところで失敗したわけではありません。

活躍する瀬戸大也さんにビジネスチャンスを感じ、彼を利用してお金儲けをしようとしたスポンサーや広告代理店が群がり、不祥事を起こしたら手のひらを返して逃げるというこの事実に我々は着目する必要があります。

そうでないと才能溢れる若き力を我々の手で潰してしまうことになります。

瀬戸大也さんには今回の出来事を乗り越え、今後も自身の天才的な能力を活かし、水泳で高みを目指してもらいたいです。