一月万冊応援blog

ニュースの解説と読書の素晴らしさを伝える一月万冊を応援します

菅復讐政権。次のターゲットは?

こんにちは。Roof SAです。

今回は一月万冊で10/4に配信された動画を紹介します。

清水さんが東大教授の安冨さんと、政治家が負った心の傷は日本社会にどのような影響をもたらすか?ということをテーマにお話しされています。

菅政権が発足してから早1ヶ月半が経ちますが、国民への「まず自助」発言、官僚への圧力ともとれる異動発言、携帯電話料金値下げ、日本学術会議任命拒否など、強権的な言動が目立ちます。

これほど強権的であるということは、首相に至るまでの間、余程過酷な環境を強いられていたのではないかと安冨さんは分析します。

アリスミラーというポーランド生まれユダヤ系の元精神分析家が書いた本の中に「魂の殺人」という本があります。

この本ではヒトラーの幼少期について触れ、なぜナチスドイツとなったのかを分析しています。

幼少期に受けた傷が大人になった時の困難をいかに作り出しているかという内容です。

優秀な人には「常に成長し続けなければならない」という認識を持っている人が多いようです。

また、幼少期に「今日良い子だったから明日生きて良い」という生存切符を親からもらうために、毎日必死だった事も共通点としてあるようです。

今で言うスパルタ教育がそれに当たりますね。

その厳しい環境が、その人を優秀にするのかもしれませんが、中には心が破壊されて挫折してしまう人も当然いるでしょう。

また、一見成功しているように見える人でも、心が破壊されており、常に何かに怯えていて「幸せ」とは程遠い人生を歩んでいる人もいるのではないでしょうか。

ヒトラーが幼少期に、親から虐待を受けていたという話はネットで検索するとたくさん出て来ます。

幼少期に負った虐待という大きな傷が彼の心を破壊し、大人になって他人に向いたことでナチスドイツが形成されたという見方は正しいと思います。

ヒトラーの親は良かれと思って、しつけや教育をきちんとしていたのかもしれません。

しかし、その結果がナチスドイツ誕生に繋がったと思うとなんとも皮肉な話です。

一方、日本の菅首相は自身のHPに「家出同然で秋田から出てきた」と書かれています。

自殺の多い秋田県から家出同然で出てくるあたり、深い闇を感じます。

そして、国のトップに立つやいなや国民に対して「まず自助」と言いました。

自身は自助で成り上がってきたというアピールと、自助の出来ない自殺者を多く出している地元秋田県を完全に否定している事になります。

菅首相は見た目からは想像出来ないほど傲慢なのかもしれません。

さらに、菅首相の過去について詳しく書かれた本がなく、何を志して政治の世界で生きているのかもイマイチ分からないため、不気味さもあります。

あくまで一つの可能性ですが、自身の成り上がりの経験から、同等程度の努力を国民にも強要すると共に、菅首相を見下してきた人間への復讐劇が幕を開ける事もあり得るでしょう。

菅政権誕生からたった1ヶ月半で強権的な言動が多く見られ、これからさらに加速する恐れがあります。

これまでは安倍さんがトップに立つ事で世襲派と党人派のバランスが保たれていましたが、菅首相世襲議員や官僚、大企業、学者などの既得権益を破壊しにかかるかもしれません。

既得権益を破壊し国民から支持を得つつも、最終的には自身を踏みつけて来た国民にも牙を剥く事になるでしょう。

果たして菅首相を突き動かす動機は、過去の傷によるものなのでしょうか。

菅首相の過去の家庭や学校での環境、教育が日本社会に大きな影響を与えてしまうのでしょうか。

性格や人格、価値観が幼少期の教育や環境によって形成されるという可能性を、我々は常に意識する必要があります。