五輪中止で明らかになる政府の無駄金
こんにちは。Roof SAです。
今回は一月万冊で10/21に配信された動画を紹介します。
清水さんがジャーナリストの烏賀陽弘道さんと、五輪中止で明らかになる税金の無駄遣いを政府へ追及すべき理由についてお話しされています。
10/20に一月万冊で配信された通り、複数の政府関係者、五輪関係者、広告代理店からのタレコミがあり、五輪中止が決定的となっています。
本間さんのリツイートが5000を超え、大変話題になっていますが、五輪中止を認めているかのように大手メディアは沈黙を続けています。
清水さんや本間さんが知ってるという事は、五輪スポンサーである大手メディアは必ず知っているはずなので、沈黙を続けるという事がその答えであると言って差し支えないでしょう。
しかし、東京五輪は中止になって終わりではなく、もはや中止が決まってから本番を迎えることになります。
なぜなら、我々の税金を「いつ」「誰が」「どこに」「何のために」「いくら」使ったのかを徹底的に調査し、責任追及と再発防止を訴える必要性があるからです。
例えば、今回の大会を復興五輪と銘打って、除染も済んでいないのに常磐線を仙台まで開通させました。
さらに、まだ何も解決しておらず、辺り一帯が無人の被災地となっている場所に、53億円の税金を投じてわざわざ伝承館を建設し、復興したことにしています。
五輪に間に合わせるというためだけに作られた施設ですが、五輪が中止になれば全て意味を無くします。
これは氷山の一角に過ぎず、1兆円を超える税金がまだ開催すらしていないのに使われてしまいました。
ここで気を付けなければならないのが「政府、組織委員会総出で開催へ全力を尽くしたが叶わなかった、みんな頑張ったけどコロナだから仕方ない」という空気感に飲まれてしまう事です。
政府や組織委員会は税金の使い道を肯定し、誰も責任を取らず、国民の夢が散ったなどという同情を誘うストーリーを展開する事で、問題や責任をうやむやにしようするでしょう。
現に第二次世界大戦後、誰の指揮の元、なぜ原爆が落とされ各地が焼け野原となり、どう責任をとったのかについて追及されていません。
我々の税金が使われている訳ですから、必ず敗戦処理を敗軍の将にさせるべきです。
原発事故に関しても、東電の津波対策の怠慢やそれを放置した政府に責任があります。
しかし、伝承館ではその事実を伝えようとしていません。
「地震という天災で原発が勝手に暴走し、放射能を撒き散らしたが、絆の力で復興したからその証に五輪をやろう」とでも言いたいのでしょうか?
烏賀陽さんが実際に被災地の仮設住宅へ取材した際、選手村建設のニュースが流れたそうです。
被災者を無視して選手村を建設するという行為はあまりに非人道的です。
五輪を開催するにあたり、聖火リレーを福島で走らせる事でテレビや新聞を招き、催し物が行われます。
こんな茶番とも言える復興アピールのプロパガンダに、一体いくらの税金が使われようとしていたのでしょうか?
そのお金をなぜ被災者に向けて使おうとしないのでしょうか?
常磐線のゲート開通時も、各メディアはそのセレモニーのために来ており、すぐ近くが廃墟になっていることを全く報道せず、政府の方針に加担しています
聖火リレーは各地で行われようとしていたため、決して国や東京だけの問題ではないという事も認識しておく必要があります。
実際、延期になった事で聖火リレー時の警備をキャンセル出来ず、数億円の税金が無駄に使われているのです。
伝承館は「復興を偽装するために作られた施設」として末永く伝承されるべきでしょう。
五輪中止は異常な状態が正常に戻るというだけなのです。
「ジャーナリストは事実を報道して有権者に判断材料を提供する事が仕事」と烏賀陽さんは言います。
五輪に関して、無駄に税金が使われた事も踏まえた上で自民党を支持するのは自由です。
しかし、既存メディアは五輪スポンサーとなっているため、真実を報道する事は出来ません。
そんなメディアに何を求めても無駄でしょう。
真実は常にメディアの外にある事を認識する必要があり、真実を報道出来ないテレビや新聞は即刻見るのを止めるべきです。
そうでないと我々自身の手で、テレビや新聞をより腐敗させることになります。
五輪はコロナによって中止となって「仕方ない」「残念」などで済ませてはいけませんし、「万歳」「電通にバチが当たった」などと高笑いするだけでは政府はまた同じ過ちを繰り返します。
それを防ぐためにも「誰が」「どこで」「いつ」「いくら」税金を使ったのかを徹底的に洗い出す必要があるでしょう。