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大阪都構想という差別とフェイクニュース

こんにちは。Roof SAです。

今回は一月万冊で10/27に配信された動画を紹介します。

清水さんが東大教授の安冨さんと、大阪都構想の影に潜む差別の弊害についてお話しされています。

11/1 大阪市廃止住民投票が行われ、否決されました。

これは大阪都を作るか否かではなく、大阪市の廃止を巡る投票のため「大阪都構想」というメディアの報道はフェイクです。

自民党の真似をしたい大阪維新、東京の真似をしたい大阪人のマインドを煽る報道として、「大阪都構想」という言葉が使われました。

この「大阪都構想」というワードが一人歩きしていましたが、この議論は今に始まったことではありません。

どうしても元維新の橋下徹氏の構想というイメージが強いですが、彼も当初から「大阪都構想」を掲げて大阪府知事になれたのではなく、知名度を上げる手段として以前から議論されていた「大阪都構想」に目を付けたのだと安冨さんは言います。

当時自民党は大阪では弱く、大阪与党の公明党共産党が利権側にいました。

それに対抗したい人達を結集させ、維新は票を得る事に成功し、既存の利権を破壊し新たな利権を作りました。

その行為を正当化するものが「大阪都構想」というわけです。

既存の利権を破壊する事自体に異論はありませんが、それによって生まれ確立されてしまう差別が、大阪発展の妨げとなります。

本州西側に位置する大阪は、アジアとの交流を深めることが出来れば、経済発展に大きく前進します。

中国やアメリカなど、経済の中心地は常に自由であり開かれたマーケットに人を呼び集めていますね。

実はオランダは近年、経済成長を続けています。

それは経済の自由、平等化を図ったためであると言われています。

アムステルダム空港はオランダとアジアを繋ぐために作られ、経済発展の大きな要因となりした。

一方大阪は、空港が三箇所もありますが全て赤字です。

活性化のためも、オランダ化しマーケットを開く必要があります。

ところが既存の利権を破壊し、新たな利権を作るという行為自体が差別する事で成り立つものです。

破壊という行為は、破壊する対象を差別する事から始まります。

うまり、大阪維新を支持するという事は、必然的に差別を生み出す方向へ向かっているという事になります。

元々島国根性があり、差別が好きな日本人のマインドでは、この先の経済発展は見込めませんが、そこに追い討ちをかけてしまいます。

また、差別を見て見ぬ振りをする人が大多数である事も事実でしょう。

差別は新たな差別を生み出しますが、小さい頃から立場主義を植え付けられてきた我々日本人は、自分の立場を守るために、差別を見かけても見て見ぬ振りをするしかないのです。

また立場主義であるが故に、全員マスクをしてアルコール除菌をするというプラスな面もあり、差別対象がいる事で自分を維持している人もいます。

差別する人間がおり、見て見ぬ振りをする人達によって大阪維新自民党が支えられていると言っても過言ではないでしょう。

そんな差別を生み出す立場主義から逃れ、差別という暴力の再生産を止めるためには、まずは身近なところで、ネットの誹謗中傷に対し対抗する書き込みをするという事が一つの訓練になります。

その行為がかえって身の危険を察知する能力を高め、自分を守る事にも繋がります。

菅義偉の人生相談」という書籍がありますが、この本中に、橋下徹氏による有料メルマガの宣伝広告が大量に入っているようです。

つまり、菅首相と維新のパイプは強固という事であり、

既得権益の破壊のみを目的とする菅+維新の政治が始まってもおかしくありません。

差別がもたらす弊害を頭に入れつつ、菅首相と維新の動きを注視する必要があるでしょう。