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1日1000人以上コロナ東京感染の予兆

こんちには。Roof SAです。

今回は一月万冊で11/19に配信された動画を紹介します。

清水さんが東大教授の安冨さんと、菅首相による政治はどこの誰にも向けられているのか?という点についてお話しされています。

コロナウイルスの勢いは止まらず、連日新規感染者数を増やしています。

11月第四週には三連休がありましたが、その三連休を前に日本医師会中川会長が記者会見で「我慢の3連休としてほしい。コロナ慣れしないで」と発言しました。

しかし菅首相から注意喚起はなく、11/19の官邸での会見で「静かな会食をお願いしたい。私も徹底したい」と発言しています。

同じく11/19の会見で加藤官房長官もGo To キャンペーンについて「何ら変更はない」と続行の意志を表明しましたが、これらはどこの誰に向けた発言なのかを考える必要があります。

日本ではGo Toキャンペーンが行われ、政府お墨付きで人の動きが活発になるよう促していますが、フランスでは真逆の事が起きています。

REUTERS COVID-19 TRACKERの11/20の情報によるとフランスの新規感染者数は一日平均26796人となり、ピークだった11/7の49%となりました。

それまで一日5万人近くの感染者が出ていましたが、10/30のロックダウン以降、人の動きが封じられた事で明らかに減っています。

対して日本は旅行を促し、静かな会食を国民に求め、危機感を募らせるにも東京タワーを赤くするだけ。

そもそも菅首相の言う「静かな会食」では会食の意味を成さないのではないでしょうか。

政府分科会の尾身会長は11/18の衆議院厚生労働委員会で「ふんどしを締め直す時期」、9日の記者会見では「は食べる時は左手でマスクを外し、その時は喋らず、飲み込んだらマスクを戻す」とそれぞれ発言していました。

ふんどしを締め直して旅行に行き、右手に箸、左手にマスクを持つ事が先進国日本のコロナ対策なのでしょうか。

これでは論評のしようがありませんし、東京の1日の新規感染者数が1000人を超えるのも時間の問題でしょう。

そもそもGo Toキャンペーンに関係しそうなHISは2020年10月期の営業損益が367億円の赤字と予想しています。

近畿日本ツーリストも2021年3月期第1四半期で142億円5千万円の営業赤字と予想しており、Go To キャンペーンの恩恵を受けているとは言えない状況です。

それでも頑なにGo To キャンペーンを続けているのはなぜでしょう。

これについて安冨さんは、菅首相が思いついたふるさと納税と利用者が同じであり、そこの票取りにかかっているのでは?と分析されています。

ふるさと納税は数十万円という高額な税金が実質無料になる仕組みですが、書類がやたらと多いという特徴もありため、暇なお金持ちでない限り、わざわざ利用する事はないように思えます。

説明する必要もありませんが、Go To キャンペーンの利用者も時間がありかつお金に余裕のある人が対象者です。

しかしこのままでは、その暇な小金持ちのおかげでコロナが広がり、医療現場が圧迫され、経済が沈む事になります。

暇な小金持ちの層に肩入れするのは、菅首相自身が小金持ちの層だからかもしれません。

そして、その暇な小金持ちが菅政権を支えている事も事実でしょう。

時間がありお金がある人ほど回りの人間を巻き込み、それがまとまった票になる可能性もあります。

暇な小金持ちのために、コロナで苦しむ人達は無視され続けていますが、この状況を変えるには1年以内に必ず行われる解散総選挙がチャンスです。

菅首相と総裁選を戦った石破さんや岸田さんが中心となり、超党派コロナウイルス対策に特化した政党が多くの支持を集めそうな予感がします。

経済を戻すにはまずコロナウイルスを止めるしかありません。

そして、そのような政党が誕生した暁には、一人が10人を連れて選挙に行けるネットワークを事前に構築しておく事で、一気に押し上げる事ができます。

議会制民主主義の日本においては数で選挙に勝たなくては何も始まらないのです。

暇な小金持ちのように一人が10人の人を連れて選挙に行けるネットワークを構築するためにも、まずは今の立場主義から抜け出す必要があります。

でなければ、新たな出会いはありません。

少し勇気のいる事ですが、今の自分の立場を超えた行動を取るよう、心掛けてみましょう。