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政権末期。コロナでズタズタ、安倍政権の行方

こんにちは。Roof SAです。

今回は一月万冊で8/21に配信された動画を紹介します。

清水さんが作家の本間龍さんと、コロナ禍で政権末期感漂う自民党について解説されています。

ことし3月頃から日本列島でもコロナウイルスが猛威を振るう中、安倍政権の求心力が内外問わず急激なスピードで加速しています。

NHK世論調査によると、2020年8月の内閣支持率は「支持する」が37%に対し、「支持しない」が45%となりました。

2019年11月のデータでは真逆の結果でしたので、安倍政権によるコロナ対策のマズさが数字に表れています。

また、数値化は出来ませんが、内部でもそれを裏付ける出来事がたくさん起きています。

例えばGo Toキャンペーン。

安倍総理、菅官房長官、西村経済再生担当大臣らはお盆は帰省したり、旅行へ行くことを国民に勧めていました。

しかし、小池東京都知事を始め複数の地方自治体トップは自粛を要請したり、沖縄や愛知は独自の緊急事態宣言を出したりしていました。

また、国は重症者の基準を「ICUに入った又は人工呼吸器を付けた人」としていますが、東京都は独自で「ICUに入っても人工呼吸器を付けていなければ重症者ではない」としています。

さらに、日本感染症学会の理事長が学会で「今は第二波の真っ只中にある」と発言しましたが、それに対して西村大臣は「第二波の定義はない」と発言しました。

挙げ句の果てには、政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会が大規模イベントの人数規制をしているにも関わらず、JOCの森会長はオリンピックの中止は考えていないと発言。

政府、地方自治体、専門家の連携が全く取れておらず、誰がどこに向かっているのか全く分かりません。

これはかつての安倍政権であれば起こり得なかった事でしょう。

なんせ森加計問題や桜を見る会、消費増税など数々の失態をものともしなかった訳ですから。

しかし、それがコロナウイルスによって一変し内側からも外側からも求心力を失っています。

さらに、安倍政権の成果となるはずだった「アベノミクス」「憲法改正」「オリンピック」全てが消え去る危機に瀕しています。

本間さんはこの最悪な状況下で自民党が起死回生を狙い、一旦野党に政権を譲る事も考えているのでは?との見解を示しました。

確かに、アベノマスクの再配布、菅官房長官や西村大臣のチンプンカンプンな発言、Go Toキャンペーンの強行、オリンピック中止を断固認めない姿勢、国民から全く支持されていない麻生氏が次の総理候補にに挙がっているなど、その説明を裏付けるかのように明らかに国民の反感を買うであろう出来事が次々と起きています。

政権末期を自覚し、面倒な時期だけ野党にぶん投げ、ほとぼり覚めた頃に政権復帰を目論む。

いかにも身の安全第一の先生方が考えそうな事ですね。