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この報道はおかしい。伊藤さんの逮捕を袋叩きにして笑うテレビ局と自民党

こんにちは。Roof SAです。

今回は一月万冊で、10/30に配信された動画を紹介します。

清水さんが作家の本間龍さんと、伊藤健太郎さん報道への関心の高さが、日本の衰退に繋がるという事をテーマにお話しされています。

10/29 俳優の伊藤健太郎さんがひき逃げの疑いで逮捕されたと報道され、それまで出演予定だったNHKのドラマや主演舞台が降板となりました。

まだ被疑者の段階であるにもかかわらず、この処分は早いし重すぎます。

通常、警察に逮捕され、取り調べを受けた後に、検察へ書類送検され被疑者となります。

その後検察が起訴か不起訴かを決め、起訴された場合、裁判となり、そこで有罪判決が出て初めて刑が執行されます。

それまではただの被疑者に過ぎず、推定無罪である事実も変わりません。

あたかも伊藤健太郎さんが犯罪者のように取り扱われ、早くも各方面から重い処分が下っている現実に、疑問を感じます。

そもそもなぜ、売れっ子タレントである伊藤健太郎さん本人が車を運転していたのでしょうか。

所属のマネジメント会社がこのような事態になる事を想定していなかったのであれば、マネジメント出来ておらず、役割を果たせていません。

今回の件で約5億円の賠償責任の可能性があると報道されています。

それならば、14歳の時から彼を食い物にしテレビやCMに出してお金儲けをしてきたスポンサーや広告業界、そして管理会社の管理能力など、大人達への追及も同時に行われるべきではないでしょうか。

開催されてもいないのに数兆円の税金が無駄に使われている東京五輪は何の批判もせず、一人の若者を取り上げ、時間とお金をかけ再現VTRまで作って報道しています。

なぜ、メディアは五輪や森友などの大問題からは目を逸らし、一人の若者を一斉に叩くのか。

その理由を「反論されず楽だから」と本間さんは分析されています。

伊藤健太郎さんの所属事務所は規模が小さく、新聞社やテレビ局は全く恐れていません。

相手が政治家や権力者の場合、自身で会見を開いたり訴えてきたりと報道に対して反論される可能性があります。

それが面倒なのでしょうが、本来報道番組はその面倒な事をやらなければ成立しません。

そんな面倒な事に人もお金もかけたくないため、反論の可能性のある報道は極力控えている既存のメディアは腰抜けであると言わざるを得ません。

それでも、芸能人のスキャンダルはワイドショーに残された数少ないノーリスク&楽して稼げる聖域となっており、国民もそこに食い付きます。

その聖域に国民が食い付いてしまっては、ますますメディアは五輪や森友など根が深く、面倒な案件を追及や報道をしなくなります。

現にこの報道の裏で、GoToキャンペーンの観光目的以外の利用は対象外という報道がありました。

これは一月万冊の動画がきっかけとなっています。

先日、本間さんの元へ組織委員会の人から内部通達があり、組織委員会がGo Toキャンペーンの利用を推進しているという証拠書類の提供がありました。

組織委員会はみなし公務員であり、みなし公務員はGo Toキャンペーンの利用を禁じられています。

にも関わらず国民の税金を使って行なっているGo Toキャンペーンの利用を推進するなどあり得ません。

この内容が一月万冊で配信され、それを見たメディアから本間さんへ取材の依頼があり、とある野党議員からも

問い合わせが来たようです。

その直後に、政府はGo Toキャンペーンの観光目的以外の利用を適用外すると唐突に発表しました。

伊藤健太郎さん報道の裏で、政府とメディアによる隠蔽工作が行われていたのです。

国民がこんな報道で盛り上がれば盛り上がるほど、自民党やメディアは大喜びします。

その先にあるのは当然日本の衰退です。

我々の利益にならない、低レベルな報道に食い付くという事は、低レベルな政府やメディアを助ける事に繋がっているという事を自覚しましょう。