この報道おかしい!伊藤被疑者逮捕 ひき逃げなどの疑い
こんにちは。Roof SAです。
今回は一月万冊で10/29に配信された動画を紹介します。
清水さんが作家の今一生さんと、伊藤健太郎さんひき逃げ疑いの報道をめぐる、メディアの異常さについてお話しされています。
10/29 俳優の伊藤健太郎さんがバイクと衝突した際、男女二人に怪我をさせた上に救護せず、その場から立ち去った、「ひき逃げ」の疑いがあると新聞各社が報道しました。
「ひき逃げ」という言葉ばかりが目立ちますが、実際に内容を見てみると、伊藤健太郎さんはバイクと接触してから数百m先で車を停めたとされています。
事故現場は千駄ヶ谷交差点付近であり、時刻は夕方6時頃。
その時の交通量を考慮すると、メディアが強調している「ひき逃げ」が出来るような状況ではないように思えます。
しかも数百m先ではあるものの、車を停めているため、あくまで「ひき逃げの疑い」であり、ひき逃げ犯と裁判所が判決を下したわけではありません。
つまり、現段階では推定無罪なのです。
それなのに、わざわざ「ひき逃げ」という、読者や視聴者が食いつくようなパワーワードを使い、世間の注目を集めようとしている報道には違和感を覚えます。
新聞やテレビはインターネットの台頭によって視聴者や購読者が減っており、それらを少しでも繋ぎ止めるために、食いつきの良さそうな報道、番組編成を行います。その報道、番組が国民の利益に繋がるものなら良いのですが、今回の件は決してそうではありません。
今回の事故直後に目撃者への素早い取材やドライブレコーダーの編集、シミュレーションの映像を作るなど、ずいぶんとお金と時間と労力をかけて報道していますが、オリンピック問題や森友問題に対し、なぜそこまで追及し続けないのでしょうか。
我々国民の税金が絡む問題ですから、そっちの方がよっぽど重要な出来事です。
メディアからしてみれば、国民の記憶から消える事で問題が解決したという認識なのでしょう。
そうして報道の内容は劣化していき、今日の低レベルなメディアが形成されてしまいました。
また、現段階では推定無罪であるにも関わらず、番組降板や放送中止などの報道も出ています。
伊藤健太郎さんは14歳の頃から活躍されており、彼を使ってお金を稼いだ大人達が大勢いるはずです。
そもそもなぜ、マネージャーではなく伊藤健太郎さん本人が運転されていたのでしょうか。
もしかしたら、運転中心理状況が不安定だったかもしれませんし、稽古で疲れ切っていたかもしれません。
そんな背景など全く見ようとせず、「ひき逃げ疑い」「逮捕」と大々的に報道し、番組降板や放送中止にして大人が22歳の若者を追い込む。
これで伊藤さんが自殺したり、鬱になってしまったら一体誰が責任をとるのでしょうか?
大人達が寄ってたかって一人の若者を追い込むなど、いじめ以外の何物でもありません。
この大人による若者へのいじめに対して、国は何の制裁も与えないのでしょうか。
これだけ若者をいじめたり、放置しておいて「最近の若者は元気がない」という大人は思考停止も甚だしいです。
若者は我々が働けなくなった時に、我々の代わりに働き我々を支えてくれる大変貴重な存在です。
それに気付かず、今回のような低レベルの報道に乗っかり盛り上げるような人間がいる限り、日本社会に平和など訪れません。
我々一人ひとりがリテラシーを高め、低レベルの報道を続けるメディアを一斉に排除しましょう。