一月万冊応援blog

ニュースの解説と読書の素晴らしさを伝える一月万冊を応援します

ついに電通リストラ!電通社員はどう思っている?

こんにちは。Roof SAです。

今回は一月万冊で11/13に配信された動画を紹介します。

清水さんが作家の本間龍さんと、電通による一部社員の個人事業主化について、電通社員はどう思っているのか?という事をテーマにお話しされています。

11/11 電通が社員230人を個人事業主化する方針であると日経新聞が報道しました。

本間さんの電通内部情報によると、今年の夏頃からそのような話はあり当初の募集人数は今回発表の半分以下である、100人だったそうです。

しかも、早期退職ではなく、新規事業立ち上げのための仲間募集といった内容でした。

電通は「人生100年時代における個人の多様な価値発揮を支援する」としてライフシフトプラットホームを社内で提唱し、社員の個人事業主化を推進しています。

仮に個人事業主化された場合、電通出資会社のニューホライズンコレクティブ合同会社業務委託契約を結ぶ事になるのですが、電通としては高額な退職金を先に負担してでも、将来的には大きな経費削減となります。

個人事業主側は固定報酬はどんどん下がり、インセンティブの割合が大きくなる契約となっている上に、契約した合同会社が契約期間である10年以内に倒産する可能性も十分に考えられるため、あまりにもリスクが大きいと言えるでしょう。

しかも、ライフシフトプラットホームの報道資料はダウンロード不可、複製不可となっているため、内容が後ろめたい物である事を電通自身が認めているようなものです。

その資料の最後には、事業基盤が確立した後、グループ企業や他の国内企業と連携を図るとまで書かれています。

これは、中々クビにできない社員を飛ばすための新手の仕組みを作り上げ、このモデルを自社で実験して成功した暁に商品化し、グループ会社や他社へ売り込むという事なのでしょうか。

今後のビジネスを先読みし、社員を生贄にして新たなビジネスを生み出そうとする姿勢には頭が下がりますね。

しかも「人生100年時代」を掲げ、90歳になるまで働く事を推奨している政府との連携を深め、税金が電通へ流れる仕組みも作られるのではないでしょうか。

どちらにしても、あの天下の電通でさえ、貧困ビジネスをしないと生き残れない時代に突入しているという事になります。

これならば、まだ電通が中抜きで儲けまくっていた時の方が良かったのでは?とさえ思える状況になってしまっています。

この状況下で、我々は生活をしなければならないという事を大いに自覚する必要がありますね。