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菅政権による安倍政権負の遺産の引き継ぎ

こんにちは。Roof SAです。

今回は一月万冊で9/3に配信された動画を紹介します。

清水さんが作家の本間龍さんと、菅政権は安倍政権下で発生した利権やスキャンダルなどの負の遺産を引き継ぐ?その結果どうなる?といったことをテーマにお話しされています。

本間さんは安倍政権を肥溜め内閣と評価しました。

森友、加計、桜、元法務大臣逮捕など数々の失態を解決するのではなく、蓋をしてただ閉じ込めてきただけという事の例えとして肥溜めという表現をされています。

その肥溜めに蓋をして、座っていたのが安倍さんです。

安倍さんは7年8ヶ月もその上に座り続けてきましたが、ついにその悪臭に耐えられず具合が悪くなってしまいました。

そのポストの第一候補に指名されたのが、それまで門番役だった菅さんです。

曖昧な表現を多用する菅さんは門番としての役割をしっかりと果たしており、その活躍が麻生や二階などの肥溜め幹部に評価され担がれる形となりました。

しかし、菅さんは御年71歳の高齢者であり、2012年以降更新されていないHPを見る限り、政治家としてのイシューは何も感じられません。

ではなぜ、菅さんに白羽の矢が立ったのか。

それは7年8ヶ月という長期政権よって出来上がった利権を急に変えるわけにはいかないという自民党幹部の思惑が見え隠れしているからです。

総裁選に立候補した三人の中で最も使いやすく、また本人も既に利権塗れとなっているために、自民党幹部としても一番使い易いのが菅さんだと判断したのでしょう。

現に菅さんは総裁選出馬表明会見で、アベノミクスをさらに進め、拉致問題北方領土問題、憲法改正も進めたいと述べた上で、森友問題の再調査に否定的な態度を示し、自民支持者に対して「今までの利権を引き継ぐのでどうぞ安心して下さい」と言わんばかりの内容を口にしました。

そして次期総裁は党員投票ではなく、両院議員総会によって選出すると、おそらく利権塗れであろう自民党幹部が決めました。

菅さんを出馬させ、いち早く麻生、二階両氏が支持を表明したのは、何としても菅さんを総裁にして利権を守りたいという気持ちの現れだったのでしょう。

衆議院の任期満了まであと一年のため、正直誰がやっても一緒だとは思いますが、元々政権批判をしてきた石破さんが党内で支持を集めた場合、短期間でも利権がひっくり返る可能性があるため、そのリスクだけは避けたかったはずです。

そんな形で9/14の総裁選で菅さんが選出されたわけですが、結論を言うと肥溜めの蓋がより頑丈になるだけで国民にとっては何も変わる事はありません。

しかし、今回の安倍さん辞任表明のゴタゴタの中で、誰が利権側にいるのか少し見えてきました。

このような利権やその背景を知った上で、自民党を支持するかしないかを一人ひとりが真剣に考えていきましょう。