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日本の滅亡はパンケーキから始まる

こんにちは。RoofSAです。

今回は一月万冊で9/25に配信された動画を紹介します。

清水さんが東大教授の安冨さんと、謎の菅政権高支持率と今後の社会を生き抜くための考え方についてお話しされています。

9/25 朝日新聞の記者が菅首相は女性からの支持率が68%という記事を書きました。

ちなみに男性の支持率は62%だったようです。

自民党 秋本議員が9/10に自身のTwitterで、菅首相がパンケーキを食べている写真をアップし、2万5千以上のいいねが付くという反響がありました。

冷静になって菅政権の動向を注視しないと、パンケーキに好感を抱いている間に、強権政治や国民無視の政治が発動しかねません。

実際に幹部人事や方向性は前安倍政権を引き継いでいるにも関わらず、支持率が30%台から急上昇しています。

森加計桜、河井夫妻逮捕など、多くの国民は忘れているのでしょうか。

また、コロナ対策については、期待できる63%、期待できない22%となっていますが、どの部分に期待を寄せているのでしょうか。

確かに、官房長官になった前厚労省大臣の加藤氏が、ワクチンを6300億円分購入したと発表しましたが、その事が評価され、ワクチンがあればコロナは収束すると勘違いしているのであれば明らかな情報不足です。

アメリカでは全国民にワクチンを打ち終わるのが、来年7月末とされており、その上で感染拡大が収まるのが10〜12月の見通しとなっています。

実際にはそれでも楽観的シナリオだとは思いますが、一つ言える事は、日本ではそれより確実に遅れるという事です。

また、経済政策に関しては、安倍さんの経済政策を続ける方が良い37%、見直すべき50%となっており、森加計桜問題に関しては、追及を進めるべき54%、その必要はない36%となっています。

森加計桜に関しては、進めるべきといっている中で男性が50%、女性が57%となっていますが、菅政権の支持率はなぜか女性が高くなっています。

ちなみに、森友問題に関して菅首相は首相就任会見で「検察でも捜査したため、結果は出ている」と述べ、今後の再調査に否定的です。

野党としては、安倍政権の肥溜めを批判しても国民が忘れてしまっているため、戦略を練り直す必要がありそうですね。

菅首相官房長官時代から、記者の質問に的確に答えない事も多くありましたが、国民としてはそこに頼もしさを感じているのでしょうか。

前安倍政権は野党やメディアに不祥事を追及されても、知らぬ存ぜぬを押し通してきました。

そしてそれが通用し支持されたのは、国民の大半も知らぬ存ぜぬで人生をやり過ごしているためではないかと安冨さんは分析されています。

実際、真実の探求や事実に基づく分析をする人間はどこへ行っても煙たがられますよね。

隠蔽に隠蔽を重ねる行為は、好きでもない人間と結婚したり、好きでもない人間の子供を産んだり育てたり、好きでもない仕事をしている我々国民にも同じ事が言えます。

そしてその隠蔽を追求されると嫌悪感を抱き、それを否定したり自分を肯定する事でまた隠蔽を重ねます。

そんな隠蔽体質が我々国民にあるからこそ、新規感染者数の増加などの現実に目を向けたくないのでしょう。

新規感染者数を図る上で重要な、分母となるPCR検査数の少なさに目を向けない事もそれで説明がつきます。

失業者や倒産数が増えている事よりも、有名人の飲酒運転、不倫の方が興味関心があることもその一環です。

しかし、それでも菅政権にコロナや経済対策を期待しており、誰しも今より少し良い暮らしをしたい欲求があると思います。

そのためにはまず家計簿をつけ、生活水準を見直す事が重要です。

衰退していく現状を維持しようと努力するより、生活水準を今より下げて少し余裕を作る方が遥かに合理的です。

そもそも、お金や物の価値は自分では決める事が出来ず、ただの条件反射であるため、そこに自由意志など存在しません。

貯金したいという欲求がありながら無駄遣いしてしまうのは、外部の刺激に揺さぶられているために起きる現象です。

それを認識出来ていないと、上手くいかなかった時に政治や世の中や人のせいにしてしまいます。

外部環境に反応する我々人間に自由意志など存在しないという事を認識出来れば「自分の意思で計画、努力して道を切り開く」という考えから「状況に応じて良い流れの方向に身を転じる」という発想に方向転換できます。

特に予測不能な今のコロナ時代において、計画してそこに向かって努力するなど、どう考えても合理的ではありません。

主体性や計画性を持って進めば進むほど、外部環境の影響を受け易くなり、軌道修正も難しくなります。

社会や経済は常に誰も予測出来ない事が次々と起こります。

それらに対応しようとしても、計画や目標があると、どうしても足枷となってしまいがちです。

それよりも、過去に起きた事を一つ一つ分析して次の行動に繋げる事を心がけましょう。