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無知は搾取される!あなたが貧しいのは構造を知らないから

こんにちは。RoofSAです。

今回は一月万冊で9/27に配信された動画を紹介します。

清水さんが平田さんと、なぜ日本人の生活は豊かにならないのか?についてお話しされています。

日本で生活をしていて、ここ2〜30年景気が良いと感じる人は少ないと思います。

バブル崩壊後はITバブルの崩壊、リーマンショック東日本大震災、そしてコロナウイルスと日本経済にとってプラスな出来事はほとんど起きておらず、各企業は成長が止まり、年々体力を失っていると感じますよね。

実際、バブル絶頂期で日経平均過去最高額の389159円を記録した1989年当時の東証1部上場企業の時価総額は約590兆円でした。

しかし、上場企業の時価総額も1989年が断トツで過去最高額かと思いきや、実はリーマンショック前の2007年は567兆円で、2019年は何と648兆円でした。

上場企業の時価総額はバブル期よりも高く、安倍政権下では株価も安定して上がり、失業率も低下しました。

バブル期に匹敵するほど条件は揃っているのに、生活が豊かにならないのはなぜでしょうか。

その原因の一つに、上場企業における外国人株主比率が増え、利益を搾取されていることが挙げられます。

日本人株主が多ければ、配当されたお金は日本人の手に渡り、日本国内で消費されます。

しかし、外国に住む外国人へ配当されれば、円は各国の通貨に変換され、各国内で消費されるため、日本人に恩恵はありません。

東京証券取引所の投資部門別株式保有比率の推移によると、1990年は6%だった外国法人等の比率が、2018年には約30%となっています。

あのニンテンドーの株の約60%は外国人が保有しているため、今や日本企業ではありません。

しかも、外国人株主の比率が高まってからスマホゲームにも参入するようになり、業績を上げています。

2012年以降日本国内でもソーシャルゲームが定着していますが、そのプラットホームはGoogleAmazonのものであり、元締めは海外企業です。

日本でアプリを作っているサイバーエージェントも60%は外国人株主となっており、外国人によって支えられています。

また、日銀は日本企業の約30兆円分の株を保有しており、GPIFも約35兆円保有しています。

日銀はファーストリテーリングの株19%、ファミリーマートの株16.9%保有しており、今や大株主となっていますね。

各企業から日銀やGPIFへ配当されたお金は、年金や医療などを支えるためのものですので、現役世代はその恩恵を受ける事はほとんどありません。

働いても働いても、外国人や年金へ流れてしまう構造が、我々の生活が豊かにならない理由の一つですが、逆に外国人投資家によって支えられ、成果を上げている企業の株を持てば、その恩恵を受ける事が出来ます。

思い切ってアメリカ企業に投資するのもアリですね。

いずれにしても、今の日本は大企業ですら搾取の対象となっています。

Amazonで買い物をしてる時点で、我々は自ら搾取されにいってると言っても過言ではないでしょう。

そして株価が上がれば上がるほどその恩恵を受けるメディアは、このような真実を報道しません。

であれば、自ら情報を掴みにいく他、生活を豊かにする術はありません。

外国人株主比率の高い会社はなどの情報はネットで検索出来ます。

無料で公開されている情報も多々ありますから、まずはこの搾取システムを理解する事が重要ですね。