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菅政権の高支持率にみる短命政権のリスクと経済対策の勧め

こんにちは。Roof SAです。

今回は一月万冊で9/18に配信された動画を紹介します。

清水さんが作家の今一生さんと、菅政権の高支持率の分析と短命政権に終わる可能性についてお話しされています。

9/18朝日新聞世論調査によると、内閣支持率は65%にまで跳ね上がっています。

安倍政権を引き継ぐことを明言していますが、その具体的な内容については触れておらず、まだ何も実務を行なっていません。

にも関わらず高支持率を叩き出していますが、蓋を開けてみると、理由は「他より良さそう」が41%で最多でした。

これは「安倍よりはやってくれる」「野党に任せるよりはいい」という消極的支持であり、決して前向きなものではありません。

そして最初に期待値が高すぎると、一つの失敗や失言であっという間に信頼を失う可能性もあります。

与党当時、支持率が70%を超えた民主党 鳩山内閣が最たる例です。

また、菅政権への期待としてはコロナ対策と経済対策

が挙がっています。

この状況を鑑みて「コロナ禍で儲かっているビジネスを政府が支持する思い切りが必要」と今さんは言います。

特効薬やワクチンが出来上がってない以上、現時点で人類が出来るコロナウイルス対策はマスク、手洗いうがい、ソーシャルディスタンスだけです。

しかし、経済対策は知恵を絞ればいくらでも出来ます。

そのためにも今のような、「コロナで大変」というマイナスなマインドから「コロナ禍でも金儲け出来る」というプラスのマインドへ空気感へ変えていくことが必要になります。

コロナ禍で結果を出しているビジネスを政府が表立って拡散し、正当化する事で市場に活気を与える事が出来ます。

どうしても日本人はネガティブなニュースが好きで、不安を分かち合いたいという欲求が強い傾向にあります。

そのため、「こんな時に金儲けしているやつはけしからん」という声が飛びそうですが、政府からのお墨付きがあれば堂々とビジネス出来るはずです。

菅首相がもう一度国民全員へ10万円配る事を検討してるとの報道もありますが、もし配るとなると12兆円の財源が必要となります。

それよりもコロナ禍でもポジティブにビジネスが出来るよう促す方が、根本的解決に繋がる上にコストもかかりません。

自分のアイディアで儲かっている人が認められ、自信を持てる社会を作り上げるべきです。

そしてそういったマインドにセットするためにも、教育も見直さなければいけません。

子供に対し、偏差値の高い大学に入って大きな会社に勤めるようなプレッシャーをかけたところで、ここから先はその大手すら足元が大きく揺らいでいきます。

確かに偏差値の高い大学へ入るような人は優秀かもしれません。

しかし、問題の解き方を教わり、その通りに再現する能力には長けていますが、問題の解決を自らのアイディアで図る能力は著しく低い傾向があります。

実際、毎年300人程度の東大卒の優等生が官僚となっており、その数は戦後70年で延べ3000万人となっているにも関わらず、なぜ貧困や自殺や虐待などの問題がなくならないのでしょうか?

自分のオリジナルアイディアを発明出来る人は、有事でも絶対的な力を発揮します。

現に、UberAirbnb、インスタグラムなどはリーマンショック直後に設立されてから今日に至るまで、業績を伸ばしてきました。

一つの企業で定年まで勤めるというスタイルから、一人ひとりが自らのアイディアで輝く時代へ。

菅政権の経済対策として、ぜひ講じてほしいです。