あなたが生きづらいのは自己嫌悪のせい
こんにちは。Roof SAです。
今回は一月万冊で10/22に配信された動画を紹介します。
清水さんが東大教授の安冨さんと、「人への憧れ」のもつ危険性についてお話しされています。
人はなぜ、自分以外の誰かに憧れを抱くのでしょうか。
それは自分の欠落を、自分以外の誰かによって埋めようとしている事が一つの理由として挙げられると思います。
自分の欠落とは本来、自分という一人の人間を作り上げる一つの要素に過ぎません。
しかし、自尊心が低く、自己嫌悪が強い人は「欠落=埋めるべきもの」と解釈し、そこから「憧れ」という意識へ移行します。
「憧れ」の語源は「あくがる」であり、辞書によると「心が離れる事」を意味するそうです。
そしてこの「憧れ」の行き着く果てはストーカーです。
それでも現代社会では「憧れの存在」などと持ち上げられ、誰かに憧れる事は肯定されています。
なぜなら、誰かに憧れるというストーカー的エネルギーを人間から引き出し、搾取する事で成り立つビジネスがあるからです。
例えば自己啓発系の活動家。
いくらポジティブな言葉を発する自己啓発系の活動家へ憧れを抱いたところで、その人になる事は出来ません。
その人とあなたは違う人生を歩んでいるのですから、いくらストーカー的エネルギーでその人に迫ったところで、搾取されるのがオチです。
それを知った上で搾取され続ける事が幸せというなら止めませんが。
誰かに憧れを抱き、投影したところで結局その人と同じ人生は歩めないのですから、憧れはほどほどにしておきましょう。
それよりもまず自分を認め、愛する事で自分と向き合う時間を作る事が重要です。
そうする事で「自分にとって必要なことは何か」「自分の人生の目的は何か」が分かるようになります。
それを理解した上で、身近なところから人間関係を構築し、そこへお金を投入しましょう。
友達を作ることにお金を使い、人間関係を広げる事で、依存先をたくさん作る事が出来ます。
依存先をたくさん作る事が出来れば、特定の人間だけに依存し、憧れを抱く必要がなくなるため、立派に自立した人生を歩む事が出来ます。
依存先が一つしかなく、その一つに生殺与奪の権利を握られているような状況を、自立とは言えませんよね。
そうした地道な人間関係の構築こそ、今後のコロナ社会を生き残っていく有力な手段の一つかもしれません。
自己嫌悪に始まり、欠落を埋めるために、自分以外の誰かに強い憧れを抱くのではなく、まずは自分を愛し認める事で、他人を愛し認めることが出来ます。
発想転換を行い、憧れの人になるためではなく、人間関係構築のためにお金を投じるようにしましょう。